これは漁（りょう）でサメをおびきよせるための道具だ。 展示（てんじ）されているのはサモアという国のもので、ココナツのからで作られているぞ。この道具をふるとがらがらと音が鳴って、サメが「魚のむれが来た！」とかんちがいして近づいてくるんだ。漁師（りょうし）は、やってきたサメの頭に、輪（わ）にしたあみを引っかけて、木製（もくせい）のぼうでたたいてしとめるぞ。
海にかこまれた島国に住むオセアニアの人々が、どんな道具を使ったり、どんなくふうをしたりしながらくらしてきたのか、調べてみよう。