「manavi」 リリースに寄せて

みなさま、はじめまして。

株式会社 増進堂・受験研究社の岡田と申します。
社内の研究所「NEXT LEARNING Labs」で主任研究員をしております。

情報サイト「manavi」では、時々「Topics」執筆や「教育なんでも質問BOX」で回答を担当します。今後とも、よろしくお願いいたします。

今日は挨拶がわりに、この「manavi」がどのようなことを目的として生まれたのかという話を少ししたいと思います。
ポイントは3点あります。


(1)学びをナビゲートするのは誰?

昨今、様々な学習サービスがあります。教材も塾もサービスも、お子さま(学習者)が楽しんで継続できるように、力がつくように、という目的のために日々産み出されています。これは非常に重要な事です。
一方で、教材やサービスは世の中に多数ありますが、これらを「選ぶ」のは誰なのでしょうか?

学習はどこまででも続きます。一生、人は学び続けるでしょう。
しかし、教育は「目的」「目標」があり、何らかの「評価」があります。つまり、学習者以外で「誰」かが目標設定し、それを評価して、学習者をナビゲートする必要があるのです。もちろん、理想を言えば、学習者が自ら目標を立てて自ら評価をしていくようになることが望まれますが、いきなりそれからスタートすることは困難です。

ここで私たちは原点に戻ろうと思いました。お子さまの成長を願う保護者の方、成長をサポートする教員の方が、学習者であるお子さまに日々向き合っています。その保護者・教員の方々を支えるのが私たちの大きな役割であると。


(2)保護者・教員の皆さんに有益な情報を提供する

以上のような考えから、教材は学習者が使いやすいものをつくるというミッションとは別に、保護者・教員にとって学習者の学びをナビゲートするための情報提供をしていく必要があると私たちは考えました。

今、教育は変革期です。様々な情報があふれています。教育メソッドの話題、入試の改革、指導要領の改訂、などなど。それらの情報は知るに越したことはありません。しかし、普段の生活の中で、そのすべてをキャッチアップすることは不可能だと思いますし、不必要だと思います。
お子さまの学びをナビゲートするために、本当に必要な情報を厳選すること、情報をただ記述するだけではなく一緒に考えていくメディアになること――これが当サイトmanaviのミッションです。


(3)一緒に考え、一緒に成長するメディア

manaviのコンテンツはこれから充実していきますが、コンテンツは3つの柱を用意しました。

『賢者へのインタビュー』…保護者の代わりに、第一線で活躍する有識者へインタビューを行います。質問内容は、賢者の専門領域やそこで求められるスキルなど。お子さまが成長する中で、様々な夢を持つときに、「その分野はね…」と話してあげることができるように、平易な内容にしています。

『教育なんでも質問BOX』…保護者からの素朴な疑問にお答えします。教育用語の解説から、お悩み相談まで。

『Topics』…不定期更新の岡田および弊社スタッフのコラムやニュースをあげていきます。

これらの内容については、感想やご希望や質問などは「お問合せ」フォームからお気軽にお寄せください。


今後とも、manaviをよろしくお願いいたします。