
こんにちは。おでかけプラス+プロジェクトチームの永峰です。
昨年、私たちは新感覚の学びコンテンツとして、おでかけプラス+をリリースしました。
おでかけプラス+は、文化施設や商業施設など、大阪のさまざまなおでかけスポットを舞台に、ゲーム感覚で楽しめるクイズラリーのようなコンテンツです。

おでかけプラス+の概要については、以前にvol.01の記事にまとめましたので、よければご一読ください。
おでかけプラス+では、大阪の博物館のコンテンツを掲載しています。(大阪市立自然史博物館/国立民族学博物館など)
親子で週末に博物館におでかけすることは珍しくないと思いますが、お子様を博物館に連れていくと、途中で飽きてしまったなんて経験はないでしょうか?
「まだ見るの?」
「もう疲れた~」
「そこのベンチに座ってていい?」
実は「博物館疲労」という言葉もあるくらい、博物館で長時間じっくりと展示物を見進めるのは、身体的にも精神的にも疲労しやすいのだそうです。大人でも疲れるのですから、子どもだとなおさらですよね。
今回の記事では、親子で博物館を楽しむために,意識したいポイントをご紹介します。

博物館でお子様を退屈させないために意識したいことはたった1つ。
「展示物をすべて見ること」を目的にしないことです。
せっかく博物館に来たのだから、どうしても「展示してあるものは余すところなくすべて見ないと…」と思ってしまいますよね。
私も関西人なので、ついつい「もったいない」と思いがちです(笑)
しかし、すべて見ようとすると、どうしても滞在時間が長くなりますし、お子様があまり興味のない展示もひと通り見ていくことになります。
そうすると、まさに先ほど述べた博物館疲労が起こりやすくなってしまいます。
博物館疲労の原因はさまざまありますが、一般に展示スペースの長距離の移動に伴う身体の疲れ、解説などの情報量が多すぎることによる脳の疲れが大きいと言われています。
そのため、移動時間や立っている時間をできるだけ短くし、インプットする情報量を適度に抑えるかが、お子様の退屈や飽きを防ぐカギとなるのです。
少し肩の力を抜き、「展示物はすべて見られなくてもいい」くらいの心の余裕をもって、博物館を見て回るのがいいでしょう。

もちろん、ただ適当に見て回ればいいというわけではありません。
博物館を訪れる機会を実りあるものにするために、メリハリと余白を大切にしてみてください。
メリハリというのは、じっくり見る展示物とサラッと見る展示物を分けるイメージです。
例えば、お子様が恐竜に興味があるのであれば、恐竜に関する展示はじっくりと時間をかけて、満足するまで見せてあげてください。
一方で、それ以外の展示はサラッと見進めてもいいですし、お子様があまり興味を示さなければ、思い切ってスキップしてしまっても構わないと思います。
小学校中学年~高学年は、好きなことには夢中になる一方で、興味がないことには正直な反応を見せるようになる学齢です。そうした発達段階に合わせてあげるといいですね。
そして、もう1つ大切なのが、余白です。
ビュッフェ/バイキング(食べ放題)をイメージしてみてください。
あれもこれもと限界まで食べ過ぎてしまって、最後には「もう二度と来たくない…」なんて気持ちになってしまうことはないですか?
私は何度もあります(笑)
それと同じで、博物館を訪れた際に、情報を頭に詰め込みすぎると疲れてしまって、博物館そのものにネガティブなイメージを持ってしまう可能性があります。
そうならないためには、「腹八分目」、つまり「もっと見たい!」くらいで、博物館を後にするのが丁度よいのです。
「楽しかったね」と笑顔で帰れた経験が、「また行きたい!」という前向きな気持ちにつながります。

最後に、博物館を訪れる目的をはっきりさせ、お子様の主体性を引き出すためのちょっとした工夫をご紹介します。
おすすめしたいのは、事前に博物館の館内マップを親子で確認しておくことです。
ホームページなどで館内マップを見る際は、次のように声かけをしてみてください。
「一緒に作戦会議しよう!」
「どんなものが展示されているのかな?」
「何かおもしろそうな展示はある?」
「どれがいちばん見たい?」
このような声かけをし、親子で対話をすることで、お子様の意識が「博物館に行く」という漠然としたものではなく、「○○を見に行く!」という明確な目的意識に変わっていきます。
また、どんなコースで回るかの計画を親子で一緒に立てておくのもいいでしょう。
「どっち展示を先に見る?」
「どんな順番で見て回ろうか?」
「どこかで休憩する?」
工程のイメージを自分なりに作ってみることで、当日、展示エリアを回るペースを調整したり、ルートを変更したりといった自己調整もできるようになります。
もちろん、博物館を実際に訪れて、興味がわいたもの、気になったものは事前の計画から外れていたとしても、どんどん見せてあげてください。
大切なのは、自分なりの目的意識と計画を持った状態で博物館を訪れることであり、子どもをおでかけの「主人公」にしてあげることです。
「展示物をすべて見ること」が目的にならないように少し肩の力を抜き、ぜひ親子で博物館を楽しんでほしいと思います。
そして、大阪市立自然史博物館や国立民族学博物館などの大阪の博物館を訪れる際には、お子様の動機づけのひとつとして、おでかけプラス+も活用してみてくださいね。