子どもの好奇心が広がる!プロジェクトメンバーが語る3つの学習効果とは?|おでかけプラス+のうらがわ vol.02

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こんにちは。おでかけプラス+プロジェクトチームの永峰です。


いよいよ本日(2025年9月18日)、おでかけプラス+がリリースされました。

おでかけプラス+は、文化施設や商業施設など、大阪のさまざまなおでかけスポットを舞台に、ゲーム感覚で楽しめるクイズラリーのようなコンテンツです。


子どもたちは、実際に現地を訪れ、目の前に広がる景色や自然、展示物、商品などからヒントを探し、わくわくしながらクエスト(クイズ)を解き進めていきます。

そんなおでかけプラス+の概要については、前回のvol.01の記事に書かせていただきましたので、よければご一読ください。


今回の記事では、おでかけプラス+に親子で取り組むことにより、どんな効果やメリットが見込めるのかについて、3つの視点からお話します。


勉強が「楽しい」に変わるきっかけに

突然ですが、お子様に「勉強は好き?」と聞いたことはありますか?


ニフティキッズが2024年に発表した調査結果によると、この質問に「好き」「どちらかといえば好き」と答えた子どもは回答者全体の58%だったようです。

半数以上の子が勉強好きと捉えることもできますが、一方で、半数近い子どもたちが「きらい」「どちらかといえばきらい」と答えていることにも注目しなければなりません。

でも、「勉強しなさい!」と強く言いすぎると、子どもがますます勉強嫌いになってしまわないか心配…。


こういった悩みは尽きませんよね。

勉強や学びは、子ども時代、学生時代で完結するものではなく、大人になってからも続いていくものです。

そんな長い目線で考えたときに、子ども時代に最も大切にしたいのは、「勉強ができる」ようになることよりも「勉強が好きになる」ことだと思います。

おでかけプラス+は、子どもたちが勉強を好きになる、勉強が楽しくなるきっかけになれるコンテンツです。

おでかけを楽しみながら、ゲーム感覚でクエストを解き進められるので、「勉強させられている」感なく取り組むことができます。

そして、楽しく取り組んでいるうちに、自然と知的好奇心が刺激され、学びへとつながっていきます。

お子様にもう少し勉強して欲しいけれど、「勉強しなさい!」と強くは言いづらい…。

そんな時に、おでかけプラス+を勧めてみていただけたらと思っています。

子どもの「知りたい!」を引き出す


おでかけプラス+は、学びに向かうモチベーションの面でも、子どもたちによい影響を与えます。

一般的にモチベーション、つまり動機は大きく2種類に分けられます。

1つは、外発的動機とよばれる、学ぶ内容そのものではなく外的な目的や理由によってもたらされる動機です。

「より学力の高い学校に進学したい」「成績が悪いと恥ずかしい」「先生や両親に叱られるから」などがこれに当てはまります。

もう1つは、内発的動機とよばれる、学ぶ内容に対する知的好奇心や興味によってもたらされる動機です。

「新しいことを知れるのが嬉しい」「勉強することが楽しい」などがこれに当てはまります。

みなさんは、どちらのモチベーションの方が、強く、そして長く続くと思いますか?


例えば、「より学力の高い学校に進学したい」という動機は、受験が終われば、なくなってしまいますよね。他にも、「先生や両親に叱られるから」という動機は、叱る先生や両親の存在がいなくなると、途切れてしまいます。

一方で、「新しいことを知れるのが嬉しい」「勉強することが楽しい」といった内発的動機は、周りの人や環境が変わったとしても途切れることなく、子どもたちの学びを支えてくれます。

私たちは、この内発的動機こそが、子どもたちの学びを支え続ける強い力になると考えています。

そのため、おでかけプラス+は、そんな子どもたちの内発的動機の芽生えをサポートすることを強く意識しています。

学校のテストの問題とは一味違う、子どもたちが純粋に答えを知りたくなるようなクエストをおでかけスポットごとに用意しました。

画面は開発中のものです


また、クエストを解き終わった後にも、解説学びのキーワードサブクエストなど、子どもたちの知的好奇心を広げる助けになる仕掛けをたくさん用意しています。


ぜひ、子どもたちに「知りたい!」「調べてみたい!」といった自分の内側から湧き出る学びへのモチベーションを実感してほしいと考えています。

文化施設をもっと子どもの身近に


また、おでかけプラス+を通じて、博物館などの文化施設に楽しく訪れる習慣を身につけてもらいたいと考えています。

「博物館や資料館は勉強のための場所だから…」と、お子様の足が遠のいてしまうことはありませんか?


しかし、文部科学省の2018年の調査によると、文化施設を訪れる頻度が高い子どもほど、学力も高い傾向にあることがわかりました。

このことは、博物館や美術館のような文化施設を定期的に訪れる習慣が、子どもの学びによい影響を与える可能性を示しています。

おでかけプラス+では、大阪のさまざまな文化施設を取り上げていきます。

ゲームのような感覚で取り組めるおでかけプラス+をきっかけに文化施設を訪れ、そこからクエストで扱っているもの以外の展示物や資料にも興味や好奇心を広げてもらいたいと考えています。

文化施設は、子どもたちが、学校の授業では接することのない分野の知識や体験に触れることができる場所です。

そのため、学校の授業で受身的にインプットする内容以外にも、自分が気になったり、疑問に思ったりしたことを、好きなだけ掘り下げて、とことん調べることができます。

そんな場所を訪れる習慣は、子どもたちが「自ら学びに向かう姿勢」を身につけていく上で大きな助けになってくれるはずです。

おでかけプラス+をきっかけに、文化施設がもっと子どもたちにとって身近な場所になってくれたらいいなと思っています。

おでかけプラス+専用ページ

おでかけプラス+

詳しくは➡こちら

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