「自由自在引き」どう進める?保護者から子どもへの声かけは?深谷圭助先生が解説!

2020年4月30日に、「辞書引き学習」の発展形である「自由自在引き」に取り組んでいただくためのオンラインワークショップを深谷圭助先生にご協力いただきまして、開催しました。

たくさんの方にリアルタイムでご参加いただきまして、ワークショップは大盛況で終えることができました。

そのワークショップの中で、zoomのチャット機能を使って質問を募集しましたところ、たくさんの方から深谷先生に聞いてみたいということで質問が届きました。

時間が限られる中で、できる限りの質問を扱わせていただきましたが、どうしても全てに対応させていただくことはできませんでした。

そうした状況で、今回は深谷先生のご厚意もありまして、当日扱えなかった質問に対して、回答をさせていただくこととなりました。

「辞書引き学習」って?「自由自在引き」学習って?という方は、当日のワークショップのアーカイブ動画を以下に掲載しますので、こちらをご覧いただければと思います。


それでは、ここからは深谷先生にお答えいただいた内容を掲載させていただきます。

子どもが小学1年生なので、テキストには知らないことばかりです。ひとつずつ言葉の意味を確認しながらの方がいいですか?それとも興味のある言葉を片っ端から拾っていくのがいいですか?

深谷先生:小学1年生ですと『自由自在』の中には、まだまだ知らない言葉ばかりだと思います。ですので、順番にページをめくるようにして、絵やイラストや写真で気がついたことや気になることを話すように促すのが良いでしょう。小学1年生の場合は文字情報よりも、絵やイラスト、マンガといった視覚的な情報から入る方が、学習への関心を高めることにつながると思います。絵やイラストに関連した言葉に付箋をつけていきましょう。また、いきなり言葉の理解から入って負荷をかけすぎないように注意しましょう!

同じく小学1年生の保護者です。章を一通り読んであげてから「今日はここから言葉を拾おう」ではなく、完全にランダムに言葉を見ていっていいでしょうか?

深谷先生:保護者の方がリードしすぎてしまうと、子どもの自発的な姿勢が失われてしまう可能性があります。ですので、子どもの興味にある程度任せておく方が良いと思います。小学1年生ですと、『自由自在』に知っている言葉がまだまだ少ないと思います。例えば、『自由自在 理科 3・4年』を見ると「筋肉」という言葉が出てきます。これは1年生でも知っている言葉ですので、知っていたら付箋を貼ります。そして、そのページを読んでみると、筋肉が場所によって名称が違うということが書いてあります。そこから筋肉についてより深く学べますよね。このような順番で進めてはいかがでしょうか。

全体を読んでからことばのピックアップにいくのではなく、目につく単語を拾っていくのがいいのでしょうか?

深谷先生:「目につく単語を拾っていく」方が導入としては良いと思います。目についた単語を見て、その周辺に書かれた解説や説明を読んでいきましょう。全体の中でのその単語の位置づけを理解するのは、少し高度なことですので、次のステップと考えましょう。

子供が説明するのに言葉が出てこないとき、どのようなことを気をつけて声かけをしたらいいですか?

深谷先生:まずは「自由自在の文章を一緒に読んでみようか!」と声かけをするのが良いでしょう。保護者の方が一緒に勉強してくれるというのは、お子様にとっても嬉しいものですよ。

なかなか自分から進んで取り組んでくれないのですが…。楽しんで取り組めるコツや声かけのテクニックがあれば教えていただきたいです。

深谷先生:付箋が増えることそのものが楽しいということにお子様が気がつけるように配慮してあげてください。まずは付箋が貼れた、付箋の数が増えたこと対して褒めるようにしましょう。意味を理解したり、説明できるようになったりすることは次のステップになります。ちゃんと内容を読みましょう、意味を説明してみましょうと言いすぎると、それが負担になってしまい、学習が楽しくなくなってしまうこともありますので、注意してください。

国語の「自由自在引き」について教えてください。国語辞典の「辞書引き」との違いを教えていただきたいです。

深谷先生: 国語の「自由自在引き」は2つのやり方がありますね。 1つ目は漢字や慣用句、熟語そのものを拾っていく方法です。そしてもう1つは国語における用語(ex.音読みや訓読み)などに付箋を貼っていく方法です。 国語辞典の「辞書引き」との違いですが、「自由自在引き」の方が教科寄りということになるでしょうか。 「自由自在引き」 では、科目にコミットした深い学習ができます。一方で、国語辞典を使った「辞書引き」では、総合的に広く浅く「ことば」を学ぶことができます。

「自由自在引き」で学んだ内容の確認に使える問題集や、より深く学びたい場合に最適な書籍があれば教えて下さい。

深谷先生:まずは『自由自在』の中に掲載されている問題に取り組んでいきましょう。その後『自由自在 賢くなるクロスワード』シリーズや『自由自在問題集』に取り組んでいくと良いと思います。

いかがでしたか。ワークショップでお話しいただいた内容に加えて、今回の質問への回答も踏まえて、「自由自在引き」学習をご家庭で進めていただければと思います。

また、現在そんなご家庭での「自由自在引き」をサポートするキャンペーンを受験研究社が実施しております。

キャンペーン概要

▪️キャンペーン名:「自由自在引き」成長日記
▪️実施期間:本日〜5月31日(日)
▪️用意するもの:受験研究社『自由自在』(小学3・4年生用「理科」/「社会」、高学年用「理科」/「社会」のいずれか、もしくは複数)、ふせん、筆記用具
▪️参加方法:Twitter /Instagram/LINEで、日々の「自由自在引き」の取り組み(ふせんが増えていく『自由自在』の写真など)をハッシュタグ「#自由自在引き成長日記」をつけて投稿
▪️選考・発表:5月31日(日)17時までに集まった投稿に対して、深谷圭助先生と受験研究社スタッフにて表彰者を決定し、6月中旬に発表する予定です。
▪️賞品:表彰者には(1)と(2)をダブルプレゼント
(1)受験研究社発行の参考書・辞典・問題集などからどれでもお好きなものを1冊
(2)受験研究社創業130周年記念トートバッグ
※表彰者は『自由自在』小学3・4年の部で3名、高学年の部で3名の予定です。
※表彰者の選考は、『自由自在』に貼ったふせんの枚数、取り組む写真の投稿回数、学習の工夫やエピソードなどを勘案し総合的に行います。

こちらのキャンペーンにもぜひご参加ください!

manaviの公式Twitterアカウントでも中の人が「#自由自在成長日記」に挑戦中です!!

今回のオンラインワークショップの講師を担当していただいた深谷先生の最新書籍もぜひチェックしてみてくださいね。

関連書籍

子どもが自ら考え動き出す学ぶ環境のつくり方

子どもが自ら考え動き出す学ぶ環境のつくり方

子供が自ら考え、自ら学び動き出すための教育環境の作り方について、全く新しい家庭教育の教科書です。時代を切り拓く、たくましく生き抜く人に育てていくのか?スキャフォールディング、メンターなど、学習理論から実践まで、分かりやすく具体的に、図やデータを用いて解説しています。

詳しくはこちらから

関連書籍

1年生になったら紙の辞書を与えなさい

1年生になったら紙の辞書を与えなさい

辞書引き学習の理論とノウハウの最新版。
日本はもちろん世界でその効果を証明している辞書引き学習の開発者が、具体的に実践のために必要な理論とノウハウをお伝えします。デジタル時代になぜあえて紙の辞書なのか?本書を一読すれば、紙の辞書を使った辞書引き学習法の驚くべき効果とその卓越した理論に納得してもらえるでしょう。

詳しくはこちらから