引き続き、西村先生にインタビューしていきます。
基礎学習でも、学習内容・難度ともに充実してくる小学校高学年。学校での学習も毎回の授業内容が重くなってくる時期です。
また、この時期は中学受験勉強も本格化していく時期でもあります。
それぞれのご家庭でも、どのような教育方針を持つか、低学年以上に悩みも多くなってくるはずです。
通塾している場合、していない場合、それぞれの家庭学習のあり方について、西村先生に質問してみました!
高学年ともなると、中学受験に向けて通塾されているお子様も多いのではないかと思います。
そのなかで、塾学習の補強として家庭学習を進める際におすすめの本がないかどうか、塾ソムリエの西村先生の見解をお聞きしました。
中学受験のために塾に通っています。そこで見つけた弱点補強を家庭でするのに良い本はありますか?
難関中学の受験を見据えて勉強するとなると、ワンレベル上の学習が求められますよね。
そういった場合は、どんな参考書で対応していけばいいのでしょうか。
中学受験のために塾に通っています。さらに上を目指すために得意にするために、家庭でどのような本を使えばいいですか?
少し難しめの素材が出ているもの,中学入試問題を少し参照した問題集がよいでしょう。『自由自在』はほとんどの子どもに必要です。必要な問題を取捨選択すると効果的です。
もちろん通塾せずに、家庭学習を中心にして中学受験を見据えているお子様もいらっしゃることと思います。
では、そういった子はどんな参考書を活用して学習を進めていけばいいのでしょうか。
参考書のスペシャリストでもある西村先生に聞いてみました。
塾には通っていませんが、中学受験も諦めたくありません。家庭でしておいた方がいい問題集などありますか?
後々応用学習で出てくる公式などの「概念」を理解することで将来の伸びにつながり,中学受験にも活きてきます。
小学 標準問題集 算数文章題6年
ステップ1(基礎・基本)とステップ2(標準)の2段階で算数文章題を解く力を身につけ、ステップ3(レベルの高い問題)で実力が身についたか確かめることができます。
中学入試の先には高校入試が待っているわけですが、そこにも生かせるような学習を小学校高学年のうちから始めることは可能なのでしょうか。
難しい質問ですが、西村先生にお聞きしてみました。
高校入試につながる学習を家庭ですすめたい。どんな学習が必要ですか?
まずは,読み・書き・計算といった基礎学習に十分取り組むことが大事です。これらを確実にこなすことで,今後習っていく「応用学習」のための基本的な訓練にもつながります。
西村先生、今週もありがとうございました。
今回の記事の学びのヒントとしては「子どもの現在地を把握した上で参考書を選ぶ」という点が挙げられます。
お子様の学習到達度が今どのレベルなのか。塾に通っているのかどうか。そういった状況を1つ1つ整理しながら、お子様にあった参考書を購入するように心がけたいものですね。
今回先生が答えてくださった内容も踏まえつつ、今一度参考書の選び方についても考えてみてはいかがでしょうか。