9歳の壁とは、どういう意味ですか?

個人差はありますが、9歳前後でお子さまの理解の仕方がかわってきます。

続きはコチラ

「9歳の壁」もしくは「10歳の壁」といわれる発達段階に関わる言説です。


算数を例にとると、9歳以前では数を数える際にも指を使ったりおはじきを使うことがありますよね。その理由は、この学齢では数の理解を「具体的操作」によって行われるからです。


低学年で「割合」や「分数」の理解がおぼつかないのは、練習量が不足しているというよりも、まだ認知能力の発達段階として、抽象的な「量」「割合」というものがしっかり理解できないからです。


9歳前後になると、指をさしながら数える「数」の概念から、指をさして数えることができない「量」の概念が徐々に理解できるようになります。


ただし、学齢が上がれば基礎がなくても「量」の概念が自然に理解されるわけではなく、数の概念がしっかり理解できているという基礎があるからこそ、「量」の概念が理解されるようになっていきます。


このように、具体的な概念理解から抽象的な概念理解にはギャップがあり、つまづくお子さまが多いことから、「9歳の壁」ということが言われるようになりました。


確かに、高学年になると抽象概念を学ぶことが増えてきます。焦らずに、それまでの具体的な概念に関わる学習をしっかりと家庭でも学習しておきましょう。


「9歳の壁」については「塾ソムリエ」として知られる西村先生の記事でも紹介されています。こちらも併せてチェックしてみてください。