「はいっ,受験研究社広報部ですっ!」
電話を取ったのは,新入社員のマナミ。
小学生の子どものために計算ドリルを買おうと思って,近くの書店に足を運んだんですが,どれを選んだらいいかわからなくて。どこに着目すれば,子どもに合ったものを選べますか?
そ、そうですねっ…(汗)
あの…!社内で確認して,すぐに折り返してもいいですかっ?
ぜひ,お願いします。
電話を置いたマナミは,早速いくつかの計算ドリルに目を通してみる。
わぁ…計算ドリルだけでも,こんなに種類があるんだ~。
う〜ん…。見た目はどれも似てるけど,どこが違うんだろう?難しさ?ボリューム?
悩んでるみたいだね。実は今度,『計算力MAXドリル』という新しい計算ドリルが発売されるんだけど,その広報を任せようと思っていたんだ。いい機会だし,編集した人に話を聞いてみるのはどうかな?
ほんとですか!任せてくださいっ!
「任せてくださいっ!」と声を弾ませるやいなや,マナミはものすごい勢いで編集部へと向かった。
ハァハァハァ…。
い,今お時間よろしいですか?
だ,大丈夫?
大丈夫ですっ!
実は先ほど,読者の方からお電話がありまして!
それで「計算ドリル」のことについてお伺いしたくて。
もちろん。どんな内容でしょうか?
小学生のお子様が使う計算ドリルをどうやって選んだらいいか?というご質問でした。
電話のあとに,何冊か見てみたんですが,確かにどう違うのか,私もよくわからなくって…。だったら,ドリルを作った人に聞くのがいちばんだと思いまして!
そうですね。計算ドリルを選ぶ際には,「子どもの目線」に立つことが最も大切だと考えています。
子どもの目線ですか?
そうです。保護者の方が選んだドリルをお子様が使うというケースが多いと思います。このとき,難易度や分量などを,ついつい大人の目線で判断して,選んでしまっていないでしょうか?
確かに,たし算やひき算のような計算問題は,大人目線で見ると,どれも解けて当たり前って思ってしまうかも。
そうなんです。
これくらいはできて当たり前と思って選んだドリルが,実はお子様にとっては難しかったというケースは珍しくありません。
ドリルは問題がたくさんあるから,1問1問につまずいてしまう状態だと,続けられないですよね…。
計算ドリルは反復によって定着を図るものですので,「難しさ」よりも「継続できるかどうか」が重要なポイントとなります。そのためにも,「子ども目線」に立って選ぶ必要があります。
「子ども目線」に立ってドリルを選ぶときに,何を意識しておけばいいでしょうか?
まずは,お子様がページの8割くらいの問題は正解することができるドリルを選ぶといいですね。
最近は,出版社の公式サイトなどで紙面のサンプルを見ることができる場合も多いので,お子様と一緒に見て,解いてみるのがおすすめです。
あとは,1回分あたりの問題量も気にしておくといいですね。1回5分程度で終わるものから,1回20分くらいかかるものまで,いろいろなドリルがあります。
1回当たりの目安時間は書かれていると思いますので,お子様の生活リズムや性格などを踏まえつつ,無理なく続けられるものを選んであげると,習慣にしやすいはずです。
なるほど!では,算数が苦手なお子様用のドリルを選ぶ場合は,どんなところをチェックしておけばいいですか?
算数のドリルの編集者としては,次の3点を見てほしいな~と思っています。
①については,後ほど紙面を見てもらいながら,説明しますね。
②ですが,やっぱり単純な計算問題ばかりが続くと飽きてしまいます。そのため,パズル問題や迷路問題のような少し違うパターンの問題も載っているドリルはおすすめです。
③は,細かいところですが,実はとても大切です。模範解答に途中式まで書かれていると,答え合わせをするときに,どこでつまずいたのかがわかりやすくなります。
なるほど。計算ドリルの選び方,かなりわかってきました!
続けて,先ほどの①の話も聞かせてもらえますか?
もちろんです。
マナミさんは,この筆算Aと,筆算Bで何が違うと思いますか?
う~ん。どちらも「2けたの数と2けたの数のかけ算」ですもんね?
同じに見えるなぁ~。
実際に計算してみると,わかるかもしれません。
ちょっと解いてみますっ!
あっ…!なるほどっ!
Aは途中式が2けただけど,Bは3けたなんだ!
大正解です!
パッと見は同じような計算問題ですが,実は「つまずきやすさ」が全然違うんです。小学校の教科書でも,ページが分けられていますよ。
大人から見ると,細かくて気づきにくい違いですね!
その通りです。お子様の視点で考えると,こうした小さな違いが,問題の難しさの感じ方に大きく影響してくるんです。
くり上がりの回数が異なる「3けたと3けたのたし算」が1ページにごちゃ混ぜになっているドリルと,くり上がりの回数ごとにページが分かれているドリルがあったとします。
算数が苦手なら,後者の方が,スモールステップで無理なく学習を進められます。
いいこと聞いちゃいました。
ちなみに,①・②・③を全部押さえた計算ドリルってあったり…?
実は,まさにその3点をすべて満たすドリルがあるんです。
それが,この『計算力MAXドリル』です!
うわさの新しいドリルですね!
まず,何よりのこだわりは,ステップの細かさです。
例えば,小学3年生用だと,「2けた×1けたの筆算」だけで3段階(「くり上がりなし」「くり上がり1回」「くり上がり2回」)に分けています。
その上で,それぞれの違いが紙面を見ればわかるようにと思って,各ページの見出しのところに,このような形で明記しています。
すごい…!ここまで細かく分けてるんだ!
そうなんです。それから,飽きさせない工夫としては,数単元に1回このようなパズル問題のページを設けています。
これ,解いてみたくなりますね。面白そう。
それから,模範解答の多くにはこのように途中式をきちんと明記しています。解答に途中式があると,「あ,ここでつまずいたんだな」と,お子様のつまずきポイントがすぐにわかるんです。
途中式ダイジ…覚えましたっ!
先ほど,計算ドリルは「習慣化」が大切というお話もありました。
どうすればうまく習慣にしていけるんでしょうか?
一番うまくいくのは,毎日の生活の中に無理なく組み込んでしまうことですね。
歯みがきやお風呂のように「やるのが当たり前」になれば,自然と習慣になっていきます。
ごはん!計算ドリル!テレビ!おふろ!はみがき!ねるっ!
このリズムを身につけるんですね!
はい(笑)
それから,特にお子様が低学年の場合にですが,保護者のみなさんの関わりがとても大切になってきます。
こ,子どもの頃に「勉強しなさい!」ってよく言われました(汗)
勉強を促すことも必要ですが,大切なのは,保護者のみなさんが一緒に取り組んでくれているという感覚をお子様に持ってもらうことだと思います。
例えば,答え合わせは保護者の方がするというのもひとつです。忙しくてそこまでは…という場合は,答え合わせが済んだものに目を通して,コメントしてあげるだけでもいいと思います。低学年のお子様であれば,シールを貼ってあげるのもいいでしょう。
また,間違えている問題があると,ついついそこに目が向いてしまいますが,声かけをする際には,できるだけポジティブな表現を選んであげてくださいね。
きっと,保護者のみなさんの言葉は,お子様のモチベーションになってくれるはずです。
わかります…!
私も「よくできました!」って言われると,うれしくて調子のっちゃいます(笑)
マナミは,読者に折り返しの連絡をし,編集者から聞いた内容を伝えた。
そして,上司に指摘されながらも,『計算力MAXドリル』の広報の準備を進めていく。
こ、これ…直したんですけど、どうでしょうか…!?
う~ん。○○が足りないね。それから,ここは…
あの,実は最近気づいたことがありまして…。
私,褒められて伸びるタイプなんです。
ぜひ,ご指摘とともに,前向きな言葉もお願いしますっ!
えっ?あっ,そうだなぁ…。
思い切って,お願いしますっ!
マ,マナミさんはよくやっていると思うよ。あとちょっとがんばろう!
ありがとうございます!やる気MAXでがんばりますっ!!
当社の広報部が実際に制作した『計算力MAXドリル』の動画は
↓こちら↓
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