第1回に引き続き岡本健先生にインタビューをしていきます。
みなさんは賢者たちがなぜその人生を選択したのか、興味がわきませんか。
岡本先生の場合は観光社会学・メディアコンテンツ学を研究されておられますが、そこに至るまでに一体どんなきっかけがあったのでしょうか。
第2回となる今回は、そんな先生の研究分野との出会いや学生時代のエピソードなどにフォーカスしつつ、学びへのきっかけを探りました。
一見すると教育や学問に関係のない話に思えるかもしれませんが、そこにはお子様の学びにつながる重要なヒントが隠されています。
お子様が興味を持って何かに取り組まれている姿って微笑ましいですよね。
実は、興味や好奇心といったものは、より深い学びへのトリガーです。
岡本先生が今の研究分野にたどり着くまでにどんな経験をしたのかをお聞きしながら、興味が学びに変わる瞬間を探ってみましょう。
どうしてこの研究分野を選ばれたのですか?エピソードなどあれば教えてください。
どちらのテーマも実際体験して「面白い!」と感じたのがきっかけです。
学びを豊かにしていくためには学生時代にどんな経験をしておく必要があるでしょうか。
学力を向上させるためには、ひたすら勉強あるのみとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、岡本先生が過ごした学生時代は私たちが想像しているようなものではなかったようですよ。
先生は学生時代、どんな生徒でしたか?
コンテンツ作品が好きで、映画やアニメ、マンガ、小説、ゲームなどを楽しんでいました。大学の授業も好きでした。
参考:ゲームは勉強に役立つの?
保護者の皆さんは、お子様が勉強に関係のないことをしていると、つい注意してしまったりしませんか。
確かに私たちの身の回りにも一見すると勉強に無関係に見えるものがたくさんあります。
でも、勉強に無関係なことに興味を持つことって本当に悪いことなんでしょうか?
第2回の締めくくりとして、岡本先生に学生時代のどんな経験が今のお仕事に役立っているのかを聞いてみました。
今役に立っている、学生時代の勉強ってなんですか?
一見すると「くだらない」と思われるようなものや、一般的には「価値がない」とされているようなものが意外と役に立っていたりしますね。
岡本先生ありがとうございました。
今週のインタビューでは「一見無意味に思えるものに学びのきっかけがある」という点が学びのヒントになりそうです。
もちろん勉強は大切なことですし、お子様の受験を見据えられているご家庭では、受験勉強が必須です。しかし、勉強を重視するあまり、それ以外のことを無意味だとして切り捨ててしまうと、お子様の豊かな経験や学びへの妨げになってしまう可能性もあります。
岡本先生のお話にもありましたようにどんなに「くだらない」と思われるものでも、興味を持って、深く掘り下げていけば、必ず社会へとつながっていきます。
時には、ご自身で興味を持って取り組まれている姿を温かく見守ってあげることも、お子様の成長にとっては大切なことなのかもしれませんね。
今回の記事ではお子様の興味や関心が、より豊かで深い学びへと繋がるきっかけになるという内容が話題に挙がりました。
その内容に関連して増進堂・受験研究社から発売されている2つの参考書をおすすめさせていただきます。
「小学日本歴史まとめノート」と「小学都道府県白地図まとめノート」はどちらも書き込み式で、要点の整理ができる参考書です。
それだけではなく図版やイラストを充実させたことで、お子様に自然と歴史や都道府県への興味を持っていただけるような作りになっています。
日常の何気ない学習がこの本をきっかけにしてより深い学びへと繋がっていくこと間違いなしです。