次々に打ち上げられるロケットたち!すごく楽しそうですね!
今週も引き続き千葉工業大学工学部教授の和田豊先生にお話を伺っていきたいと思います。
前回の記事では、先生の学生時代のお話を伺いながら、興味や憧れが勉強のモチベーションにおいては非常に重要であるという「学び」を得られたように思います。
詳しくは以下のリンクからご覧ください。
そして第3回となる今回は和田先生に航空宇宙工学を研究するために必要な力についてお話を伺っていこうと思います。
とりわけ小学生や中学生の頃から取り組めることという観点で伺っていきます。ロケットに興味のあるお子様のいらっしゃる保護者の方は必見ですよ!
それでは、和田先生お願いいたします!
ロケットに興味があって、将来的には航空宇宙工学を研究してみたいというお子様はもちろんいらっしゃると思います。
しかし、ただ理科が得意であれば良いのか?と言われると、きっとそうではないと思います。
まずは和田先生に航空宇宙工学を研究するには、どんな力が必要なのかを率直にお伺いしてみました。
先生の専門領域で必要になる学力・力とはどんなものですか?
良く観察し,なぜそうなっているのかを見抜く力だと思います。少しの違いに気が付ける力が必要です。
先ほど、和田先生にいくつか求められる力を挙げていただきました。
次に、この力を将来的に身につけていくために、小中学生の頃からできる準備や勉強があるかどうかについてもお伺いしてみました。
小中学生に勧めるとしたら、どんな勉強?(内容・勉強法・心構えなど)
小中学校の学習内容は,科学技術の基本です。それをマスターすると新しいものを創る力が身に付きます。
では、もっと具体的なところまで踏み込んでいきましょう。
先ほどは、小中学生の内に基礎学力や知識をしっかりと身につくようにすることが大切というお話でした。
では小中学生が航空宇宙工学の研究を見据えて、読んでおきたい本や参考書などはあるのでしょうか。
小中高生にむけて、おススメの本や参考書などあれば教えてください。
科学の歴史をぜひ勉強してください。科学の歴史を知ると物理の基礎や数学の基礎が楽しくなります。
和田先生、ありがとうございました。
今回は和田先生に航空宇宙工学を研究するために必要な力と、それを身につけるために小中学生の頃に何ができるのかについてお答えいただきました。
「学びのヒント」としては、「新しいものを生み出すためには、インターネットに依存しすぎない基礎学力・教養が大切である」という点が挙げられます。
近年、インターネットはどんどんと便利になり、デバイスの発展により、いつでもどこでも使えるようになりました。
しかし、だからと言ってインターネットに頼れば良いからと基礎学力や知識の涵養を怠ってしまうと、新しいものを生み出すことはできません。
クリエイティブなタスクをするためには、その前提条件として知識や技能が必要とされるのです。
お子様の将来の選択肢を広げるためにも、まずは年齢や学年に応じた学力を1歩ずつ身につけられるようサポートしてあげてください。
科学のなぜ?新事典
お子様は身の周りのすべてに興味や疑問身の周りのすべてに興味や疑問をもち、「なぜ?」「どうして?」と聞きたくなるものです。
そんな「なぜ?」を「わかった!」へと変えていくことで、お子様の成長を促す全く新しい理科事典が誕生しました!
『科学のなぜ?新事典』は様々な「なぜ?」にヒントや答えを提示していくという疑問解決式で構成された全く新しい理科事典です。
お子様の本棚に1冊入れておくと、お子様の様々な疑問にご対応できるかと思います。ぜひ書店等でお手に取ってみてくださいね。